転生 | 裏日記

転生

もう一人の“彼”とカタがついた。

と思う。

その彼に言葉を送った。

まだもやもやはする。


あなたのこと心の底で祈ってた。

幸せになるように。

勇気を出して会社に立ち向かったって報告すごく嬉しいよ。

気まずい言い争いをしてしまって

このまま終わるのかなと思った。

なにも伝えずおわるのか・・って。

でもたくさん気付かせてくれたこと、伝えたいと思った。

同じように幸せになってほしいと思った。

誰かに与えられたりする幸せでもなく事実を捻じ曲げて見えた気休めでもなく。

傷つけるかもしれない、でも伝えたいなって、思ったんだ。

彼氏と生きていくこと、確信持てたよ。


彼氏にもあなたにも否定することを言った。

でもひとつだけ、あたしはそのままの彼氏が好き。

そのままのあなたを受け入れているつもり。

でも、その奥にある可能性をあきらめたくないんだ。

なんで辛い顔する?って。

なんで自分を信じて、一度しかない人生をデザインすることをあきらめるの?って。

だから厳しくせざるを得ない。

ひどい言葉も言う、時に今の甘えを否定もする。

思い入れがある人だから余計に。

ただ、本当にそれは辛い作業でときに諦めたくもなった。

向き合えない自分もいた。

だからそこに顔を出した。

あなたに出会って、あたしのこと知ってほしいと思ったよ。

エゴもあった。

こういうことですって知ってほしい思いもあった。

逃げ道ありがとう。

あなたが彼氏の話で言ったとおり、

独り立ちすればその人は一人で歩き出すんだね。

あたしがそうだった。

でもいつまでもあなたの宿木をしならせておくわけにはいかなかった。

その枝には誰かがとまる。

あなたに会って、

相手を許す自分と

ときにはきついこと言いつつ

可能性を諦める相手を励ます自分がすこし近づいた。

あなたがしようとしてしてくれたことじゃなく、

あなたがそのままのあなたで気付かせてくれたんだと思う。

ありがとう、あたし、彼氏とまたやっていける。


あなたが言うとおり、あたしたちの間にあるのはぬるさ。

ぴったしの言葉やった。

実際はもっとひりひりしてもっとエゴ爆発。

それが恋だし

それを理性に乗せて相手のために使っていくことそれが愛だよね。

うわべだけどうにかつじつま合わせてたよね、お互い。

ある種気持ちよかったでも本物じゃないって、気付いてたよね。


今度話かけるときは

呼び方を変えます。

あなたが本当に大切にしたいと思える人に

出会えますように。