手がつけられない | 裏日記

手がつけられない

独占欲

嫉妬

ひがみ

日頃蓋をしている感情

長い間扱っていなかっただけに

一度蓋を開けてしまうと手がつけられない

友人が私の欲しいものを手に入れても

私には他の何かがあるって誤魔化してきた。

彼女がいる

それだけで恋愛対象から外してきた私の恋愛歴

彼は私のそんな壁をするするとすり抜けて

こんなに深いところまで来てしまった。

この攻撃的なエネルギーをどこに向ければいいのか

未だにもてあます。


どうしてこんなにずるいことをするの?

時に彼に向けて

あなたのように彼の気持ちを汲もうとしない人には渡せない。

時に彼女に向けて

泥棒猫め。

時に自分に向けて

いずれにしても

そして自己嫌悪。


でも彼の気持ちを思うと

そんなに簡単にいく話ではないだろう。

共に生活し様々なものを共有してきた女性だ。

彼女の気持ちを思うと

結婚がしたい、でも彼を信じてみたいって

私だって彼女の立場になればそう思うかもしれない。


今こうして二人で暮らせるようになった

ただ、もう少し慎重にならなかったことが悔やまれる。

いや、慎重になってしまったら

現在が変わっていたかもしれない

三つ巴の苦しみ、三人三様

どっちがマシだったかなんて分からないけど。

彼は後悔しているのだろうか

彼女は看護婦さんだったらしい。

私は看護婦さんが好きだ。

目いっぱい“働いている”。

命を知っている。

重い責任

病気の人々と触れ合うことって

どんなにエネルギーがいることだろう。

疲れても励まし続ける彼女達。

畏敬の念を覚える。

その彼女がどんな看護婦さんだったかは知らないけど。


彼の心を独占したい。

過去は仕方がない。

過去があって今の大好きな彼が居る。

彼のこれからの幸せを

私が独占したい。

だから私もどんなに疲れても

励まし続ける人になる。

今から早速くじけそうだ。

くじけてしまえば

あきらめてしまえば

そこに待っているのは

自己嫌悪と

自暴自棄と

破滅

こんなにも自分を追い詰めてしまう。

極端な私。

きっといつか丁度いい適当がわかるだろうけど。